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    <title>フィッティング on ゴルフのカラダ研究所</title>
    <link>https://golf-karada.com/tags/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0/</link>
    <description>Recent content in フィッティング on ゴルフのカラダ研究所</description>
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      <title>しなり戻りは、飛距離を生んでいなかった
〜シャフト選びの科学（第1回・飛距離編）〜</title>
      <link>https://golf-karada.com/posts/golf-shaft-1/</link>
      <pubDate>Tue, 15 Sep 2026 07:00:00 +0900</pubDate>
      <guid>https://golf-karada.com/posts/golf-shaft-1/</guid>
      <description>&lt;p&gt;「シャフトがしなって、戻る。あのムチのような動きが、ヘッドを加速させて飛距離を生む」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ゴルフを始めてから、何度この説明を聞いたか分かりません。私も、そう信じていました。柔らかいシャフトはよくしなるから走る、硬いシャフトはしならないから走らない。だからヘッドスピードに合わせてフレックスを選ぶのだ、と。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ところが、この「しなり戻りが飛距離を生む」という話を実際に測った研究を読んでいくと、&lt;strong&gt;思っていたのとは違う景色&lt;/strong&gt; が見えてきます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;しなり戻りの速さと、ヘッドスピードは、ほとんど関係がありませんでした。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;今回から2回にわたって、シャフトの話を研究データから書きます。第1回は&lt;strong&gt;飛距離編&lt;/strong&gt; です。&lt;/p&gt;
&lt;blockquote&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;この記事のポイント&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;✅ 重さも振り心地もそろえたうえで、柔らかいシャフトと硬いシャフトを打ち比べた研究では、&lt;strong&gt;しなり戻りの速さには明確な違いが出たのに、ヘッドスピードには違いが出ませんでした&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;✅ ヘッドスピードと強く結びついていたのは、シャフトの性質ではなく &lt;strong&gt;打ち手が手元を回すスピード&lt;/strong&gt; のほうでした&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;✅ ただし、&lt;strong&gt;33人それぞれが2本で打った球の平均を比べると、17人は、どちらか一方のシャフトのほうがはっきり速くなっていました&lt;/strong&gt;。合うシャフトは人によって違う、ということです。フィッティングの意味は、ここにあります&lt;/p&gt;
&lt;/blockquote&gt;
&lt;blockquote&gt;
&lt;p&gt;&lt;strong&gt;この記事に出てくる統計の言葉&lt;/strong&gt; （説明はここだけにまとめます）&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;・&lt;strong&gt;相関&lt;/strong&gt; ＝ 2つの数字が、どれくらい一緒に動くかを −1 から +1 までの数字で表したもの。0に近いほど「おたがいに関係がない」、+1に近いほど「片方が大きいと、もう片方も大きい」という関係が強くなります&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;・&lt;strong&gt;統計的に有意でない&lt;/strong&gt; ＝ 測った数字にいくらか開きはあっても、その程度の開きは偶然でも起こりうる、という意味です。「差がゼロだと証明された」ではなく、&lt;strong&gt;差があるとは言えなかった&lt;/strong&gt; ということですね&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;・&lt;strong&gt;盲検&lt;/strong&gt; （もうけん）＝ どちらのシャフトを使っているかを、打つ人に知らせずに試すやり方です。打つ人にも計測する人にも知らせない場合は、&lt;strong&gt;二重盲検&lt;/strong&gt; と呼びます。「今日は硬いほうだ」という思い込みが結果に混ざるのを防ぎます&lt;/p&gt;
&lt;/blockquote&gt;
&lt;hr&gt;
&lt;h2 id=&#34;どちらのシャフトか打つ本人にも分からないようにして打ってもらった&#34;&gt;どちらのシャフトか、打つ本人にも分からないようにして打ってもらった&lt;/h2&gt;
&lt;p&gt;中心になるのは、カナダのマッケンジーとブーシェが2017年に &lt;em&gt;Journal of Sports Sciences&lt;/em&gt; に発表した研究です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;参加したのは&lt;strong&gt;右打ちの男性ゴルファー33名&lt;/strong&gt; で、ハンディキャップの平均は12.1でした。上級者ばかりでもなく、初心者ばかりでもない、いわゆる中級者の集まりです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;この研究のすぐれているところは、&lt;strong&gt;シャフトの硬さ以外の条件を、徹底してそろえた&lt;/strong&gt; ところにあります。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;用意したのは、&lt;strong&gt;Rフレックスとよばれる柔らかいシャフト&lt;/strong&gt; と、&lt;strong&gt;Xフレックスとよばれる硬いシャフト&lt;/strong&gt; の2本。この2本は、&lt;/p&gt;
&lt;ul&gt;
&lt;li&gt;&lt;strong&gt;重さや慣性モーメント&lt;/strong&gt;（＝回しにくさの度合いのこと）など、振ったときの感じにかかわる性質を、ほぼ同じにしてある&lt;/li&gt;
&lt;/ul&gt;
&lt;p&gt;つまり、&lt;strong&gt;違うのは、しなりやすさだけ&lt;/strong&gt; という状態です。そのうえで、1人が各シャフトで14球ずつ打ち、&lt;strong&gt;途中でシャフトが替わったことは、打つ人に知らせませんでした&lt;/strong&gt;。終わったあとで、&lt;strong&gt;参加者は全員、途中で替わったことに気づかなかった&lt;/strong&gt; と答えています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;img alt=&#34;見た目のそろった2本のドライバーと、奥で計測器に向かって打つゴルファー&#34; loading=&#34;lazy&#34; src=&#34;https://golf-karada.com/posts/golf-shaft-1/images/shaft-blind-test.png&#34; title=&#34;ゴルフのカラダ研究所&#34;&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ここまでやるのには理由があります。ふつうにシャフトを打ち比べると、たいてい重さも振り心地も違いますし、何より、&lt;strong&gt;「柔らかいほうを持っている」と分かった瞬間に、人は振り方を変えてしまう&lt;/strong&gt; からです。それを全部止めたうえで、シャフトそのものの効果だけを取り出したわけですね。&lt;/p&gt;
&lt;div class=&#34;fukidashi fukidashi-right&#34;&gt;
  &lt;div class=&#34;fukidashi-icon&#34;&gt;
    &lt;img src=&#34;https://golf-karada.com/images/reader.png&#34; alt=&#34;あなた&#34;&gt;
    &lt;span class=&#34;fukidashi-name&#34;&gt;あなた&lt;/span&gt;
  &lt;/div&gt;
  &lt;div class=&#34;fukidashi-bubble&#34;&gt;
    &lt;p&gt;そこまでする必要があるんですか。打てば分かりそうなものですが……。&lt;/p&gt;

  &lt;/div&gt;
&lt;/div&gt;

&lt;div class=&#34;fukidashi fukidashi-left&#34;&gt;
  &lt;div class=&#34;fukidashi-icon&#34;&gt;
    &lt;img src=&#34;https://golf-karada.com/images/tiger.png&#34; alt=&#34;Torapon&#34;&gt;
    &lt;span class=&#34;fukidashi-name&#34;&gt;Torapon&lt;/span&gt;
  &lt;/div&gt;
  &lt;div class=&#34;fukidashi-bubble&#34;&gt;
    &lt;p&gt;それが、分からないんです。&lt;strong&gt;私たちは「柔らかいと聞かされた」だけで、実際に振り方を変えてしまいます&lt;/strong&gt;。試打で「このシャフト、走りますね」と感じたとき、走っているのがシャフトなのか自分なのかを、感覚では区別できません。だから、知らせずに打ってもらうんですね。&lt;/p&gt;

  &lt;/div&gt;
&lt;/div&gt;

&lt;hr&gt;
&lt;h2 id=&#34;しなり戻りはたしかに速かったでもヘッドスピードは変わらなかった&#34;&gt;しなり戻りは、たしかに速かった。でもヘッドスピードは変わらなかった&lt;/h2&gt;
&lt;p&gt;結果を、順番に見ていきます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;まず、&lt;strong&gt;しなり戻りの速さ&lt;/strong&gt; です。研究では&lt;strong&gt;キック速度&lt;/strong&gt; と呼ばれています。シャフトが後ろにたわんでから前に戻ってくる、その戻りの速さのことです。&lt;/p&gt;
&lt;table&gt;
  &lt;thead&gt;
      &lt;tr&gt;
          &lt;th&gt;&lt;/th&gt;
          &lt;th&gt;しなり戻りの速さ&lt;/th&gt;
      &lt;/tr&gt;
  &lt;/thead&gt;
  &lt;tbody&gt;
      &lt;tr&gt;
          &lt;td&gt;&lt;strong&gt;R&lt;/strong&gt;（柔らかいほう）&lt;/td&gt;
          &lt;td&gt;1.7 m/s&lt;/td&gt;
      &lt;/tr&gt;
      &lt;tr&gt;
          &lt;td&gt;&lt;strong&gt;X&lt;/strong&gt;（硬いほう）&lt;/td&gt;
          &lt;td&gt;1.2 m/s&lt;/td&gt;
      &lt;/tr&gt;
  &lt;/tbody&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;p&gt;柔らかいRのほうが、&lt;strong&gt;硬いXより0.5 m/s 速く戻っていました&lt;/strong&gt;。これは統計的にもはっきりした違いです。&lt;strong&gt;つまり「柔らかいシャフトのほうがよく走る」こと自体は、事実でした。&lt;/strong&gt;&lt;/p&gt;</description>
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